子どもをバイリンガルに育てたいんだけど、どんな方法があるのかな?
ここでは5つの方法を紹介するよ。
各々の環境を考えながら、その方法が自分に合ってるか考えてみてね。
こんな人におすすめ
- 子どもをバイリンガルに育てたいと思っている人
- 日本人の親と日本語以外を母国語とする親の家庭
- 海外に住んでいる日本人家庭の親
この記事では、子どもをバイリンガルに育てるための方法を紹介します。
日本は単一民族なので、日本では少し当てはまりにくい項目もありますが、筆者がアメリカで言語学の授業を取っていた時に読んだ資料での「子どもをバイリンガルに育てる方法」を紹介します。
しかし、日本では当てはまらないと思っていても、メディアや本、オンライン学習を通して一定の成果を得られると思っています。
以下の方法を参考にしながら、自分の家庭に取り入れられそうなことを取り入れてみてはいかがでしょうか。
1.親ごとに一つの言語
それぞれの親がそれぞれ違う言葉を母国語に持っているときによく使われる方法です。
親がそれぞれに家庭内・外にかかわらず、母国語を子どもに使います。
例えば、日本人の母親が日本語を、イギリス人の父親が英語を使います。
この方法のメリットは、親が母国語で子どもと話すので、親にとって自然なかたちで子どもとコミュニケーションがとれることです。
デメリットは、家族がどちらかの親の母国に住んでいる場合です。
例えば、日本人・イギリス人の家族が日本に住んでいる場合で考えてみましょう。
この場合、どうしても子どもは日本語の習得がはやくなります。
イギリス人の親が英語、つまりこの環境下でのマイナーな言語の習得に力を注がなくてはなりません。
こういったケースでは、一週間に最低でも25時間の英語環境にいる必要があると言われています。
テレビや本といった資源を活用するのも有効的になります。
また、この方法の場合、家族間での会話でどの言語を使うかも決めておかなければなりません。
2.マイノリティーな言語を家庭で
この方法は、両親のどちらもがどちらの母国語に対しても適応できる場合です。
家庭では「マイノリティー言語を使用」、家庭外では住む国の母国語を使用します。
例えば、日本人の母親がイギリスで子どもを育てているとします。そして、イギリス人の父親も日本語を話すことができる環境です。
このケースでは、家族間の会話は日本語で、家族以外とは英語でのコミュニケーションをとるという手法が可能です。
メリットとしては、この方法では家族以外とのコミュニケーションはその国の母国語で行われるので、周りの人に疎外感を与えないことです。
そして、子どもにとっての明確な「スイッチ」が作れることです。
「家庭では日本語」「外では英語」
とてもシンプルです。
デメリットは、母国語ではない言葉で子どもを育てる側の葛藤でしょう。
例えにあげた家族では、家庭で日本語を使うイギリス人の父親です。
3.外国への転居
この方法は、家庭の事情で外国へ転居し、その土地で学校に通う場合です。
学校や友人を通して、自然にその国の言葉が身についていきます。
このような環境で育った子どもは、将来自分が育った環境とは違うところへ行かなくてはならなくなった場合も、あまりストレスを感じにくいと言われています。
4.インターナショナルスクールへ通う
この方法は、子どもをインターナショナルスクールに通わせて、学校で第二言語を習得させる方法です。
メリットは、親が子どもに習得させたい言語を習得していなくてもよい点と、子どもも言語を使い分ける「スイッチ」がしやすいことです。
デメリットは、やはり費用が高額になることです。
5.留学
この方法は、子どもを留学させる方法です。
両親がその国の母国語しか話せない場合、そしてインターナショナルスクールが近くになく、海外転勤もない場合の一番現実的な手段となります。
とは言っても、留学も高額になります。
身近に習得させたい言語を話す知り合いがいればいいですが、なかなかそのような環境も日本ではありません。
まずは、習得させたい言語のテレビ番組や本を活用することから始めることです。
うちでは①の方法を使っているよ。
母親は日本語で、父親は英語で子どもたちと接しています。
日本で生活しているけど、週に25時間以上、英語の環境に子どもを置けている?
週25時間ということは、1日3~4時間だね。
正直厳しいかな…。
でも、基本メディアは英語だよ。
最近は日本のアニメも英語で見れるから、子どもたちは英語でみているよ。
日本語に変えたら嫌みたいで、むしろ英語の方を好んでいるよ。
まとめ
バイリンガル 5つの方法
- 親ごとに1つの言語
- マイノリティーな言語を家庭で
- 外国への転居
- インターナショナルスクール
- 留学
習得させたい言語の環境下に 最低25時間/週 必要だと言われています。
本やメディアの使用も有効です。
英語の記事ですが、参考になります。
バイリンガルに育てるための主な5つを紹介しました。
次はうちで使っている本やメディアも紹介していきます。