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失敗しないチャイルドシートの選び方。3人育児から学んだおすすめの組み合わせ。

我が子の誕生を待ち望む中、準備しておくものの一つがチャイルドシートです。

生活で車を利用する家庭なら、子どもの誕生までに是非とも準備しておきたいものの一つですよね。

しかし、いざ商品をみてみると、商品数も多く、値段もそれぞれ。

「どれを選んだらいいのだろう」と悩む人も多いのではないでしょうか?

せっかく買うのだから、安全かつ機能的で、値段もそれなりのものを購入したいですよね。

この記事では、チャイルドシート購入検討時に知っておきたい基礎知識と、チャイルドシートでおさえておきたいポイントを紹介します。

また、長い目で見た場合の、チャイルドシートのおすすめの組み合わせを紹介します。

この記事を読むとわかること

  • チャイルドシートの基礎知識
  • チャイルドシートを選ぶポイント
  • 機能的/経済的なチャイルドシートの組み合わせ

チャイルドシートの基礎知識

まずは、チャイルドシート購入前におさえておきたい基礎知識についてお話します。

チャイルドシートの使用は義務です

2000年4月からチャイルドシートの使用は義務化され、満6歳未満の子どもを車に乗せる時はチャイルドシートの使用が必要となっています。

これは新生児でも例外はないので、出産後の病院退院時に車を利用するなら、チャイルドシートが必要になります。

ただし、以下の場合はチャイルドシート使用の義務が免除されます。

8つの着用義務免除項目

  • 座席の構造上、チャイルドシートが利用できない場合
  • 満12歳未満の子どもは乗車定員の面で2/3人とカウントできるため、定員内の乗車でもチャイルドシートの利用により全員が乗車できない場合
  • 病気やけがでチャイルドシートの利用で支障が出る場合
  • 身体的な状態によって適切にチャイルドシートが利用できない場合
  • 日常的な世話をするため、一時的にチャイルドシートから降ろす必要がある場合
  • バスやタクシーに乗る場合
  • スクールバスなどに乗せる場合
  • 迷子の子どもなどを保護し、警察に連れて行くといったような特例の場合

※ただし、上記は例外規定なので、安全のためにもチャイルドシートの着用をできるだけ心掛けましょう。

チャイルドシートの種類

チャイルドシートには、大きく分けて4つのタイプがあります。

チャイルドシートのタイプ

  • 乳児用
  • 乳幼児用
  • 学童用
  • 兼用タイプ

乳児用

乳児を対象とした製品で、対象年齢は新生児~1歳くらいまでです。

欧米では主流のタイプで、インファントカーシートと呼ばれます。

欧米ではトラベルシステムという、インファントカーシート・インファントカーシートを車に固定するためのベース・ベビーカーの3点セットの利用をする人が多く、生活に車が欠かせない家庭ではとても便利です。

トラベルシステムについては、こちらの記事を参考にしてください。

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幼児用

幼児を対象とした製品で、対象年齢は1歳~4歳くらいです。

座る向きは後ろ向き・前向きとあります。

日本では1歳くらいから前向きで使われているチャイルドシートですが、欧米ではできるだけ長く(3,4歳まで)後ろ向きで使うよう勧められています。

安全上のためにも、長く後ろ向きで使用できるものを選ぶことをおすすめします。

Asamiiママ

うちでは3歳くらいまでは後ろ向きで使わせていましたが、子どもからの不満はなかったので、後ろ向きだから❝不快❞に感じる、という心配はなさそうです。

チャイルドシートの安全な設置場所や注意点はこちらの記事を参考にしてください。

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学童用

学童期の子どもを対象にしたタイプのチャイルドシートは、ジュニアタイプと呼ばれています。

対象年齢の目安は4歳~10歳

法律でのチャイルドシートの着用義務は6歳未満ですが、シートベルトが安全に効果的に着用できる身長は140cm以上です。

また、チャイルドシートは座高を上げるだけのブースターシートよりも衝撃に対して強く作られているので、安全性を重視するならチャイルドシートの長めの使用がおすすめです。

兼用タイプ

兼用タイプでは、より長く使えるタイプのチャイルドシートです。

メーカーによりタイプは違いますが、

  • 新生児~4歳くらい(乳幼児兼用)
  • 新生児~7歳くらい(乳幼児兼用)
  • 1歳~11歳くらい(幼児・学童期兼用)

が主なパターンとなります。

兼用モデルは長く使えることにより、費用を抑えることができるというメリットがある一方、年齢に応じた機能面ではその年齢に応じて作られた製品と比べると劣ります。

(性能としてではなく、実用面で)

チャイルドシートを選ぶポイント

チャイルドシートを選ぶ際にみておきたいポイントは以下の3点です。

チャイルドシートを選ぶポイント

  • 子どもの年齢、身体の大きさにあっているか
  • 自分の車に取り付けられるか、車内を圧迫しすぎないか
  • 製品の安全性

年齢・身体に合っているか

チャイルドシートは正しく使用しないと効果が発揮されません。

そのため、チャイルドシートを利用するときは、子どもの年齢と身体の大きさに合ったものを使用しましょう。

自分の車に取り付け可能か

チャイルドシートの取り付け方法には「ISOFIX方式」と「シートベルト式」の2種類あります。

「シートベルト式」は、3点式のシートベルトをチャイルドシートの所定の場所に通しながらロックし、取り付ける方法です。

「ISOFIX方式」は車のアンカー金具にチャイルドシート側の接続コネクターを挿入することでチャイルドシートを固定する方法です。

2012年以降の車には設置が義務付けられています。

「シートベルト式」と比べ、正しく安全に取り付けられることに加え、取り外しのしやすさも簡単なので、「ISOFIX方式」がおすすめです。

ご自身の車で「ISOFIX方式」が利用できるか確認しましょう。

また、チャイルドシート購入時には、自分の車に入る大きさかを確認するのみでなく、車内を圧迫しすぎないかも検討しましょう。

チャイルドシートが大きなものだと、後部座席に設置することによって助手席のスペースが狭くなったり、助手席にスペースをとることでチャイルドシートに乗っている子どものスペースが狭くなってしまうこともあります。

製品の安全性

チャイルドシートは安全基準をクリアしているものを選びましょう。

その基準となるのが、ラベルに書かれている「E43」マークです。

2012年の法改正で、日本のチャイルドシートは欧州の安全基準に沿うこととされました。

この基準に適合しているというマークが上述したEマークです。

欧州での「ECE R 44/04」

購入する際、ウェブサイトでも「EU安全規格合格」と記載されていることがほとんどなので、しっかり確認しましょう。

おすすめチャイルドシートの組み合わせ

上述した内容からみていただいてもわかるように、ほとんどの場合が、新生児~身長140cmに達するまで、チャイルドシートを少なくとも2つ利用することとなります。

ここでは、1歳~8歳まで、3人を育児中の私のおすすめチャイルドシートの組み合わせを紹介します。

長期的に見て、どのタイプがいいのかの参考にしてください。

おすすめ① 乳児用+幼児期・学童期兼用

記事の始めにも触れましたが(トラベルシステムについて)、乳児期には乳児用のチャイルドシート(インファントカーシート)を使うのがとても便利です。

1日の睡眠時間が長い赤ちゃんを起こすことなく移動できるので便利ですし、病院の待ち時間にも重宝します。

(予防接種など、意外と赤ちゃんを病院に連れていく機会は多く、病院によっては待ち時間も長いです)

また、第2子以降は上の子の都合での外出機会も増えるので、乳児用のチャイルドシートがあるとお出かけが楽です。

\ 乳児期には乳児用のチャイルドシートが断然おすすめ /

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ベビーカーと合わせて「トラベルシステム」として利用を検討している方はこちらを参照してください。

1歳頃になると、乳児用のチャイルドシートは卒業となります。

次の買い替えとしておすすめなのは、1歳以降~長く使えるタイプのものです。

また、チャイルドシートの安全な設置場所は?後ろ向きは何歳まで? の記事で紹介しているように、できるだけ長く後ろ向きで子どもをチャイルドシートに乗せる方が安全です。

そのため、1歳以降も後ろ向きでチャイルドシートが取り付けられるタイプをおすすめします。

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こちらの商品は、体重13kgまで後ろ向きで装着可な点が◎

0歳児からも使える仕様です。

乳児用チャイルドシートを購入しなくてもこれ一つでも使っていくことができる商品です。

カバーやインナークッションは取り外して洗えること、回転式なのに値段が15,800円(6/19/2022 現在)なのがおすすめの理由のひとつです。

ただし、メーカーがわからないのがマイナス。

おすすめ② 乳児用のチャイルドシート+幼児用・学童期兼用(ブースター可)

まず、初めに購入するものとしては、おすすめ①と同様、乳児専用のチャイルドシートです。

\ ※できるだけ長く後ろ向きで乗せたい! /

次のタイプは前向きのチャイルドシートなら、このタイプをおすすめ。

カトージ Joie チャイルドシート i-snug アイスナグ

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こちらのタイプは、ヨーロッパ最新の安全基準のひとつである「生後15ヶ月までの後ろ向きの義務化」を満たす製品です。

できるだけ長く後ろ向きでチャイルドシートを利用するためにおすすめです。

買い替えのときに2つ目の候補としては、幼児・学童期兼用タイプは同じなのですが、製品自体がすこしスリムなものをおすすめします。

こちらは機能上、前向きにしかつけられない点がマイナスですが、後ろ向きも可な商品と比べ、スリムなので、車の大きさによってはこちらのタイプの方がいいかもしれません。

また、安全面を考えるとしっかりしたチャイルドシートタイプを長く使えるのがいいのですが、車内のスペースを考慮するとブースターシートのみに外すことができるタイプがいい場合もあります。

共働き家庭では、朝夕の保育園のお迎えを両親で分担していたりするかもしれません。

そんな場合は、それぞれの車にチャイルドシートを装着することとなると思いますが、使用頻度が少ない車の方(週末のお出かけで使わない方)は少し簡易的で値段を抑えることのできるタイプもおすすめです。

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使用頻度の低い車でこの製品を利用していますが、車内の圧迫感がおすすめ①のタイプと比べてかなり違います。

ブースターシート部分だけに取り外し使用もできるので◎

こちらの商品は通気性が◎

カバーも取り外して洗えます。

チャイルドシートの固定はシートベルトとなります。

マイナス面は、リクライニングできないので、子どもが寝た時に首が痛そうです。

1歳からの利用なら、車内で寝ることも多いと思うので、検討したいところです。

まとめ

この記事ではチャイルドシートの基礎知識と選ぶ際のポイント、そしておすすめのチャイルドシートの組み合わせを紹介しました。

チャイルドシートはお子さんの命を守る大切なものです。

家庭に合ったものが見つかることを願っています。

まとめ

  • 満6歳未満のチャイルドシート着用は義務
  • シートベルトが適切に使用できる身長は140m以上
  • チャイルドシートを選ぶ際は「年齢」「体格」「車の大きさ」「チャイルドシートの安全性」を考慮
  • 欧州での「ECE R 44/04」に適合しているか
  • 取り付けは「ISOFIX方式」が安心
  • おすすめは ①乳児用チャイルドシート から ②幼児・学童期兼用チャイルドシート への移行

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