この記事では、筆者が布おむつ育児をはじめたきっかけ、そしてその方法や感想をお話していきます。
Contents
きっかけ
布おむつ育児を始めたきっかけは、周りの友達のSNSをみて知ったことです。
私は大学で幼児教育を専攻していたので、周りの友達も保育士や幼稚園教諭として働いている人が多く、その友達たちも母親となり、育児の様子をSNSで発信していました。
特に日々の食材に気を使っている内容や、布おむつを使うなど、いわゆる「意識高い系」の投稿も多く、その流れに感化されていました。
第1子妊娠中、子どもが生まれたら、「布おむつ育児をしてみよう!」と興味をもっていた頃、布おむつ育児に挫折した近所の友達から、布おむつセットをもらうことができました。
そして、布おむつで4人育てた義理姉から、おさがりをもらうこともできました。
こうして、布おむつカバーを数枚購入しただけで、布おむつ育児の準備は整いました。
布おむつ育児の始まり
第1子
第1子はアメリカで出産しているので、生後2日で退院してから、さっそく布おむつ育児が始まりました。
正直、産後すぐには洗濯がかなり負担でした。
また、胎便が出るこの時期は、便の色も黒く、おむつを洗うのにも手間がかかっていました。
特に生後1ヶ月くらいまでは、おむつを替える時はいつもうんちが少し出ていたりするので、そのたびにおむつを洗わなくてはいけません。
初めての布おむつ育児で慎重にもなっていたので、いろいろ調べて実践しました。
私が取り入れていたことは、うんちを洗った後のおむつのシミに熱湯をかけるというものです。
アメリカでは日本のような湯沸かしポットで保温機能があるものは普及していないので、おむつを洗うたびに小さなお鍋にお湯を沸かしていました。
効果はあったように思います。
熱湯をかけるとシミも少し薄くなったように思えましたし、その後洗濯してお日様の下で干すと、シミは見えなくなりました。
また、夜間も布おむつを使用していたので、振り返ってみるとかなり頑張っていたように思います。
布おむつ育児を始めたばかりの頃は、要領もわからないので、失敗もよくしました。
(ここでの失敗とは、おしっこが漏れて、服まで濡れてしまうこととします。)
おしっこがもれてしまうので、布おむつの当て方を変えてみたり、試行錯誤を繰り返しました。
1日に何度も服を着替えさせたり、シーツを替えたりもありました。
(2014年時点での経験です。今はおむつカバーの種類も増え、性能もよくなっていると思います。おむつカバーにもいろいろ種類があり、使ううちに自分にとって使い勝手のいいものがわかってきました。)
しかし、不思議なことに「諦めよう」という気持ちにもならず、「こんなものかな」と思っていました。
結果、自分なりのやり方が身についてきたので、頻繁におむつ替えをしなくてはいけないということはありますが、苦痛とはならずに布おむつ育児を続けていくことができました。
赤ちゃんが寝がえりを始めたり、動けるようになると、おむつ替えがとても大変になります。
ここもなんとかおもちゃや歌で気を引きながら替えるよう工夫もしてきました。
紙おむつの場合、このころからはパンツタイプを使用する人が多くなると思いますが、布おむつの場合は、テープタイプのように替えることが主流になります。
また、離乳食が始まって、便が固まってくると、布おむつ育児も楽になります。
固まった便では、布おむつをゴシゴシ洗わなくても、便をトイレに捨てて、布おむつを軽く洗ってバケツの水+重曹に浸けておくだけです。
1歳になるころには、おしっこも間隔があいてくるので、おむつ替えの頻度も減ります。
(アメリカの保育県では、おむつ替えの頻度は、0歳児1時間ごと、1歳児以上2時間おきです。)
そして、布おむつカバーを新しいものと替えるタイミングとしては、布おむつカバーまで濡れていまったり汚れてしまった場合です。
(いろいろなウェブサイトでは、毎回替える必要がないとありますが、結構な確率でカバーまで濡れていたので取り替えていました)
最後に、私は布おむつだけでなく、おしりふきもガーゼハンカチを使っていました。
使用前にガーゼハンカチをお湯で濡らし、使用します。
使用後は布おむつと一緒にバケツの中に入れ、まとめて洗濯します。
以上が私の第1子の布おむつ育児の様子です。
第2子
第2子はもう少し楽に布おむつ育児をしようと初めから決めていました。
便の回数が減る生後1ヶ月くらいから布おむつ育児を取り入れることにし、生後1ヶ月までは紙おむつを使用しました。
また、夜間も紙おむつを使うことにしました。
第1子のときとは違い、2人育児となったので、紙おむつも併用することでとても楽になったと思います。
また、第2子出産後、友達からさらにおさがりで布おむつセットを頂きました。
第1子のときは布おむつのサイズがフリーのものと0~9ヶ月までのものを使っていたのですが、頂いた布おむつセットは生後3ヶ月程度までのものもあり、サイズが合っているので使いやすかったです。
フリーのものは長く使えていいのですが、生後間もない赤ちゃんには小さいサイズの合ったものの方が使い勝手がいいことを実感しました。
(ピッタリ合うので漏れにくいです。)
第2子の場合、布おむつ育児にも慣れてきていたので、洗濯方法も簡単に、うんちの後に熱湯を使うこともなく、トイレで布おむつを洗った後はおしっこのときと同様、浸け置きをしていただけです。
第3子
現在生後11ヶ月を迎えようとしている第3子ですが、第2子のときと同様、生後1ヶ月を過ぎてから布おむつを使用しています。
第2子のときにおさがりで頂いたおむつライナーがあったので、第3子ではおむつライナーも使用しました。
おむつライナーとは、薄い紙のようなもので、これを布おむつの上に敷くことで、うんちの処理が楽になります。
(第2子のときは、頂いてはいたけど使っていなかったので、第3子で初めて使用してみました。)
生後1ヶ月くらいは、まだうんちも日に何度かします。
そして、形状もべっちゃりしているので、洗うのが大変です。
そこで、おむつライナーを使用してみたのですが、おむつライナーの上にほとんどうんちが溜るので、あまり布おむつは汚れず、手入れが簡単になりました。
汚れたおむつライナーは、おむつ用のごみ箱に捨てていました。
ただ、おむつライナーを使用したのも生後5ヶ月くらいまででしょうか。
うんちの回数も1日1回くらいに落ち着くと、その日もううんちしてしまえば、その日はうんちをする確率も低いので、おむつライナーは使いませんでした。
離乳食を始めてからはうんちも硬くなるので、おむつライナーは使っていません。
理由としては、おむつライナーを布おむつとは別にごみ箱に捨てるのが手間だから。
そして、おむつライナーを布おむつの上にセットをするのも手間だから。
また、動き回る赤ちゃんに布おむつもおむつライナーもずれないように装着するのは大変だからです。
ただ、うんちが固まっていない時期は役立ちました。
第3子で上二人と違った点は、おむつかぶれしやすい点です。
頻繁に替えているつもりでもすぐおむつかぶれになってしまいます。
紙おむつも使用してみたのですが、紙おむつだからおむつかぶれを起こさないわけでもなかったので布おむつを続けています。
対策としては、おむつ替え時に濡らしたガーゼハンカチできれいに拭くこと。
おむつカバーは毎回交換することです。
少しの濡れでもおしっこで濡れたカバーの部分が肌に触れてしまうのはよくないと思い、濡れる濡れていない関係なしに毎回交換しています。
それでもおむつかぶれはしやすいので、病院で処方してもらった薬や予防のクリームを使用しています。
また、第3子からは、最近新しく布おむつのセットの仕方を変えてみました。
布おむつカバーには、ポケットがついたようなタイプもあり、そのポケットに布おむつを入れて使うことができるものもあります。
この方法だと、動き回る赤ちゃんに対しても比較的簡単におむつをつけることができます。
今のところ、使い勝手はいいと思っているのでお勧めです。
そして、第2子同様、夜は紙おむつ使用ですので、布おむつは朝8時~夜8時くらいまで使用しています。
この時間で1日の使用枚数は8枚程度でしょうか。
(1時間に1回の交換と考えれば12枚となりますが、お昼寝の途中では替えないし、1時間以上間隔があくこともあるので、うちは10ヶ月の現在、8枚くらいです。)
(排泄ってどうチェックするの?と思われるかもしれませんが、匂いでもわかりますし、わからなければ我が子なので、私はおむつの横から指を入れて確かめています。)
このようなリズムで布おむつ育児をしているので、洗濯は夜しています。
まとめ
筆者がたどり着いた布おむつ育児の方法。
まとめ
① 生後1ヶ月くらいから布おむつ育児を始める。
② 夜間と1時間以上のお出かけは紙おむつ。
③ 1時間以内のお出かけでも、うんちをする可能性が高そうなときは紙おむつ。
④ 月齢が低くうんちがまだ固まっていない時期はおむつライナーを使う。
⑤ 月齢が低い時は、フリーサイズよりサイズの合ったおむつカバーを使う。
⑥ 動き回るようになったら、おむつカバーのポケットに布おむつを入れて使えるタイプを使用する。
⑦ おむつ洗いは簡単な方法で。あまり神経質にならない。
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お父さんの協力
おむつ替えといえば、特にうんちの場合はお父さんが避けがちなのではないでしょうか。
これが布おむつだと尚更大変なので、お父さんの協力を得るのが難しくなりそうと気になりますよね。
まずは夫婦で方針を話し合いましょう。
お互いに布おむつで納得したら、お父さんにも布おむつの使い方と洗い方をしっかり教えましょう。
うちでは、布おむつだと漏れる心配があるので、お父さんも気にかけています。
紙おむつで出かけると吸収性が高いのでほっとかれがちですが…
布おむつだと、ご飯前ハイチェアに座らせる前にチェックしてくれたり、お昼寝前もチェックしてくれます。
感想
3人の布おむつ育児をしてきた筆者ですが、感想としては 慣れてしまっているのであまり大変さを感じない でしょうか。
紙おむつも併用しているので、自分にあったペースで布おむつを使用できていると思います。
布おむつ育児をしてきて良かった点は、トイレトレーニングが楽にできたことです。
布おむつのメリット/デメリットの記事で触れているので、参考にしてください。
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また、3人を布おむつで育てたので、経済的だったと思っています。
布おむつ育児は自分にあったやり方をみつけて、頑張りすぎないようにできればいいと思っています。
最後に、第3子布おむつ卒業後には、状態のいい布おむつと布おむつカバーを寄付するつもりです。
乳児院等で使われている施設もあり、寄付を募っていらっしゃるので、そういったところでまた使っていただけると嬉しく思います。
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